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2008年1月24日 (木)

競うな!

双子ちゃん、又は年の近いご兄弟の生徒さんが、
同時期にピアノを習い始める場合があります。

双子ちゃんなど、同じ顔をして同じ服装で同じトーンでお話しますが、
私は、一緒に習い始めるご兄弟には、まったく違う教材でレッスンをお勧めしてます。

同じ教材の方が、レッスン時間が違えば1冊購入するだけで習う事ができるという金銭的メリットがありますが、それ以外のメリットはないなと感じます。


たとえ兄弟、双子とはいえども同じではないのです。

同じ教材を使った方が、家庭で一緒に勉強できるから良いというのは、
保護者の気持ちとしては、わかりますが、

差がついてきた時の事を考えると、ぜったい優劣がついてきてしまって
よくないんです。

レッスンの度に、競って同じ曲を、今日は合格できた。できなかった。の競争がはじまると
進度の遅い子供の方が、先生に丸をもらおうとせがんだり、やる気をなくしたり、劣等感を持ったりします。

個人レッスンの良いところは、生徒に合わせて、ゆっくり楽しく勉強できることにあるのに、
勝ち負けが生じてくると、ゆがみがでます。

違う教材だと、やっている曲が全く違うので、
おたがいの練習している曲を、耳で聞いて2倍の曲を吸収できる長所がありますが、
一緒の曲を競争して練習すると、
弾けてる子の曲を耳で覚えて、音符を読まないで弾けてしまって読譜の勉強にならなかったり、
弾ける兄弟をひがんで、練習さえしなかったりする状態になります。

弾ける兄弟に負けまいと、自分の技量以上に無理をすると
スポーツで例えるなら靭帯を延ばした状態になり、
後から心に痛みがきたり、心の疲労骨折で挫折しちゃったりで、あまり良い事がありません。

今の時代、いろんな教材がたくさんあって、
私が選んだ数種類の中からその子にあった教材を使って
同じように上達できるよう千差万別のレッスンをしております。

競争は必要ですが、兄弟関係においては必要ない。


と、思いませんか?

そのほうが、平和ですよね・・・。


私は弟二人いますが、剣道という同じ競技をやっていたので、
そりゃあ大変でした。
勝ち負けのある競技だからしょうがないですが、
2才差は兄弟対決で弟が勝ってしまう状況を作り出し、
未だに、ゆがんだ 兄弟関係を作り上げています。


ピアノは同じ教材さえ使わなければ、進み具合の争いがなくなりますから
それぞれの長所をいかしたレッスンができ、お互いの音楽生を膨らませる機会もたくさん産み出せます。
家族間を平和に、音楽を好きでいられるような環境を
大人達がつくっていきたい!

って思います。


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